ふりはた綜合法律事務所ブログ

ふりはた綜合法律事務所の日常をつづる弁護士日記

次善の善(降籏弁護士)

 2012年を迎えました。皆様新年明けましておめでとうございます、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、新年初めてのブログです。

 サピオ新年号に曽野綾子女史のコラムが掲載されていました。今から30年ほど前にやはり曽野綾子女史の「偉大な人は例外なく謙虚である」というフレーズに触れ、自分には程遠いこととは知りながら感銘を受け、以来その言葉を座右の銘のひとつとしてきました。

 そしてまた、新たに曽野綾子女史の言葉に接し感動を覚えましたので、紹介させていただきます。女史曰く「人々は安心して暮らせる生活を求めそれが可能であると考え、一部の人はその安全と安心が実現されるのが当然と思っている。しかし、人間にとって現生でかなわないことが二つだけある。一つが「安心して暮らせる」生活であり、もうひとつが死なないことである」というものです。

 人は釈然としないつらさに耐えなければならない、またすべての人を完全に納得させられる答えなども存在しない、現世を見据えるということは誰でもがそのような中途半端な結果に耐えなければならないということであって、女史は、現実社会の不完全な正義、不完全な安全、不完全な善に耐えつつ前進を目指して現世にかかわり続ける人の苦悩を察して生きることを望み、そして最善でない次善の善を求めて生きていくしかないとしています。

 民主主義の限界とも言われる政治状況、一歩も先に進まない閉塞状態の今の日本をみているとまさに的を得た教訓であり、本当にもやもやしている私自身の頭がすっきり整理できた気持ちになりました。そうか、そういうことだったんだ。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2012年1月 5日 11:54

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