ふりはた綜合法律事務所ブログ

ふりはた綜合法律事務所の日常をつづる弁護士日記

ビットコイン  2014.3.3

ビットコイン  2014.3.3

私が住んでる世界とは異なる世界での出来事と思うが、無国籍通貨、ビットコインなるお金があるらしい。ネット上の仮想通貨だけれども、送金や支払に便利だと言われているが、ビットコインの取引価格の上下で利益が得られたりもするらしい。パソコンゲームとは違うらしい。

マウントゴックスと名乗る取引所が破綻したというニュースが報じられている。バットマンに出てきそうな名前の取引所だが、日本に本社があり、顧客が127000人、大半は外国人で日本人も0.8% 1000人おり、75万ビットコイン(1BTC 500ドル=51000円として計算すると382億円)がハッキングで失われ、顧客からの預り金も28億円がないとされる。

失われた金額が莫大であるが、社長の謝罪会見も比較的冷めていた感じ、メディアの扱いも淡々として結構冷たい扱いである。

理由は、システムがよくわからないこと、382億円がなくなったとしてもピンとこないこと、現在あくまでも1部の完全な自己責任の世界で資金を投資している人たちの話だから損失があることも想定内としているはずの人たちの問題だからであると思う。

私などは失われたというビットコインがパソコンのゴミ箱にでも隠れているのではないかと思うくらいで全く現実的な危機感が生まれてこない。

私などの感覚では、パソコンをシャツトダウンすれば画面が消える世界では、いつお金が消えてなくなるか分かったものではないと考えるので、想定されたリスクとよりも当り前だろうと言うに近いリスクと思えてならない。

リスクが顕在化したビットコインについて、今の興味(と言うと失礼かもしれないが)は、マウントゴックスという取引所がどのようなすごい人員と組織、資金管理体制、システムの保安体制を確立していたか、いったいどこから収益がえられるシステムだったのかを解明したいというものである。

しかも、この取引所は、裁判所に民事再生法の適用を申請したとある、取引所の存在自体も仮想の存在に見えて、まだ事業が続けられていくようには到底思えないが、もし名案があればそれにも着目していきたいと思う。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2014年3月 3日 14:09

七十七銀行 津波訴訟判決

七十七銀行 津波訴訟判決

七十七銀行女川支店の屋上に避難していて犠牲となった12名のうち3名の遺族が提起した民事訴訟に対し、仙台地裁は225日請求棄却の判決を言い渡しました。

新聞報道によりますと、判決の要旨は、「支店の屋上を越える津波の予測は困難。260m離れた堀切山に避難せず屋上を避難所にしたとしてもその判断が不適切とは言えない。企業が最悪の事態を常に想定して行政機関より高い安全性を労働者に補償すべきとは言えない」と言うものです。

過失については、これまでも何度かブログに書いてきましたが、簡単そうで実は奥深いものがあります。

確かに、260m程度のところにある堀切山に避難していたら、犠牲にならなくて済んだとすれば遺族としては誠に残念と言うほかないと思います。

しかしながら屋上に避難したことが間違いかどうかというと2階建てビルの屋上なら安全だと震災前は誰もがそう思っていたものと思います。皆が思っていれば過失がないというものではありませんが、その時犠牲者の方々や支店長の判断としては合理的だったということができるものと思います。実際、犠牲になった方々が屋上では危ない、堀切山が良いと思えば皆がそのように行動していたかもしれないので、この場合指揮官といえども支店長だけが判断ミスと言うのもやはり酷だと思います。

ところでさらに1歩進めて、もし支店長が屋上に避難させずにそのまま店内で仕事をさせていたらどうでしょうか。この支店長のはけしからん、ミスだと感ずる方も多いと思います。

しかしこの判決の内容では、屋上に避難させてもやはり犠牲になったから結果は変わらなかった、支店長の不作為と犠牲と言う結果発生には因果関係はないので、やはり請求棄却になるのではないかと考えられます、こちらの方が受け入れにくいのはどこにあるのでしょうか。

企業経営者にとって、今回の震災でものすごい津波が想定され。メディアでも想定津波の高さが広報されているので、それに見合った避難方法を確保しないと今度は予見可能性が肯定され安全配慮義務が認められて損害賠償が肯定されることを胆に銘じておく必要があります。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2014年2月26日 12:22

2014年 新年に思う

2014年 新年に思う

新年明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願い申し上げます。

昨年末、日経平均終値16291円31銭と6年2月ぶりの高値をつけました。

アベノミクスの効果が出ていると思われますが、経済紙誌での今年の予想では(いつもの通り)楽観論と悲観論が紹介されていますが、概ね景気は回復傾向との楽観予想が優勢のようです。

ただ、日経ビジネス2014.1.6号の「THE100  2014年日本の主役」特集に気になる記事がありました。

この特集は、各界などの今年期待できる人物100人を選び、その人物を良く知る人が人物の功績や優れた点を紹介するものですが、番号52の日銀黒田東彦総裁の紹介欄はまったく違ったものでした。

ジムロジャースなる投資家が黒田総裁を紹介している内容ですが、その部分を引用しますと、「ミスター黒田が行っていることは近い将来日本にとって致命傷になるだろう。巨額の債務と人口減少この二つの大きな課題を抱えながら市場に無尽蔵に資金供給することが何を意味するものか。これまでの歴史の中で、量的緩和策が中長期で有効であることが実証された例がない。このままでは、日本は必ずハイパーインフレに見舞われるだろう。通貨は大幅に下落し、金利は急上昇する。私は忠告したい、これから20年のうちに多くの人が黒田のやったことが間違いであったことに気づくだろう。」とし、無制限の金融緩和政策を危険な賭けとして警告しています。

近未来はとりあえず晴れ、しかしのち雨ということになりそうですが、今年は、先の危険を読みつつも、当面の経済が好調であること歓迎し、その波に乗って前向き、楽観的に進もうと考えています。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2014年1月 6日 12:59

グランパスホーム最終戦

グランパスホーム最終戦

PIXY ストイコビッチ監督率いる名古屋グランパスのホーム最終戦が、1130日 午後5時から、豊田スタジアムで開催され、記念すべき試合を応援に行ってきました。やはり、普段よりも観客数は多かったので、毎回このくらいの観客動員が出来れば、チーム赤字を減らせたのではと感じました。

対戦相手はヴァンフォーレ甲府、どちらも3位に入れず、かつ降格しないことも確定していた訳でもないですが、試合内容はあまり芳しくなく、双方0点で引き分けとなりました。

試合終了後、ホーム最終戦のため、ストイコビッチのあいさつや家族からの花束贈呈などのイベントも行われ、ストイコビッチを惜しむ声援が響き渡りました。

グランパスは、今年でストイコビッチ監督との契約が切れ、かつJリーグ資格を維持するために財務内容を改善しなければならないとの課題が残されています。

選手の中でも、田中隼磨、増川隆洋、そして私の一押し阿部翔平の3人のDFがすでに来年契約更新せずとなりました。3人ともベテランで試合でもがんばっていましたが、財務改善の必要もあるなか、若手に引継がれることになりました。

昨日、グランパスの本年最優秀選手に楢崎が選ばれ、表彰されて商品のランドクルーザーをもらっていましたが、インタビューで来年はメンバーが変わり厳しい年になるだろうとの予想をもらしていました。

監督が代わり、ベテラン選手がかわる来年のグランパスがどうなっていくのか注目です。躍進を期待してやみません。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2013年12月 3日 10:11

借用証

借用証

猪瀬直樹氏の5000万円事件をマスコミも注目しているようです。

テレビで猪瀬氏が得意げに見せた借用証は、金5000万円、期日が平成24年11月24日、そして下の方に猪瀬氏のサインが記載されています。印鑑が押されていなくても、特に問題はありません。しかし、この書類なら、いつで作れてしまうというのが国民のまず疑問点です。

普通世間でよく利用される借用証書は、借用金額のほかに、返済期限、分割返済なら分割方法、利息、連帯保証人、担保そして日付が記載される様式になっています、それに比べると簡単なものでした。

今後も、まさか最近書きましたなどと言う話は出てこないだろうけれども、この借用証をみると単に5000万円を渡した、受け取ったという念書のように感じます。

後ろめたい金であるほど、万が一の時のことを考えて、念書がわりに借用証を書くことはあるものと思います。これまでの贈収賄事件を見ても、現金は借りていたものとまず弁解するところから始まることが多いようです。つまり、借りたものと自分たちに言い聞かせて保管し、暫くして自然と自分のお金にまぎれてしまう流れです。

金銭消費貸借としても、返しても返さなくても、いつでもいいよと言うことであれば、それはもらったという方が早い訳です。

猪瀬氏は、この5000万円を個人的に借りて、自分のではなく妻の貸金庫に入れておいた、そして、徳洲会の選挙違反が騒がれてからそのまま返したと説明していますが、とにかく、必要もないお金、実際使わなかったという5000万円も借りる人がいて、担保もなく貸す人もいると言う別世界の話をしていても世間では納得しにくいのです。

ある人が、うちの生活がもしかしたら苦しくなりそうだから、念のため5000万円貸してくれと言って、貸してくれる友人や親せきはいないのです。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2013年11月28日 10:07

ウェアラブル

ウェアラブル

やっとスマホを手に入れたのに、使い道と使う時間が余り見出せません。

電車に乗るとほとんどの人がスマホや携帯画面を見ていたり、指でこちょこちょしていますが、たぶん大方は音楽を聴くか、ゲームをするか、メールやラインとかをしているものと思います。

メールやラインも、よくそんなに友達がいて使う場面が多くあるのかと不思議に思います。どこかで待ち合わせとか、グループのあつまり連絡には便利だと思いますが、それでもそんなに使い道はないと私には思えてなりません。

スマホの次は、ウェアラブルの時代だと言われています、時計だとか、眼鏡のように装着して使うのだそうですが、そんなことになったら、まあ電話機能程度しか使う場面がない自分には到底合わない代物になりそうです。

電話機能では、まさか腕時計に向かって話をしたり、眼鏡をかけて独り言を言っているように見られるのはたまりません。まして、もう少し年をとってそれをやろうものなら、家族があわてだすかもしれません。

やりたいときにすぐにその場で使えると言うのは、確かに便利です。

電話は、昔、公衆電話と言うものが町中にあり、それが携帯電話に進化し、いつでもどこでも使えて公衆電話はほぼ消えました。そして次がウェアラブルだそうです。

そういえば、昔公衆便所がありました。どこでもいつでも使えるのだから携帯便所に変わると思ったらさすがそれには変わりませんでした。

もっと便利なウェアラブル、もしかしたらおむつと言うことかも。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2013年10月 4日 16:36

みずほ銀行の反社会的勢力との取引

みずほ銀行の反社会的勢力との取引

国、自治体、民間企業が一体となって暴力団排除を進めるなか、みずほ銀行の提携ローンでの融資行動は極めて責任が重いと指摘されています。

みずほ銀行は、信販会社を経由して、合計230件、2億円のいわゆる不正な提携ローンを使って貸付していたと報道されています。

自分では手を汚さず、汚いことは関係信販会社が行うという形、積極的に行ったというものではないとしても、事態を把握しながらそのまま放置していたということは、いわば間接正犯的であり、不作為犯的なやり口で、見た目は派手ではないものの、言わば黒幕的な存在であってかつ巧妙、実行犯と同格程度の責任を問われるような悪質なやり口と言えると思います。

暴力団との関係では、先ごろから時々マスコミで、誰誰が暴力団組長とゴルフをしたとか報じられていますが、2億円もの反社会的組織への資金供給とすれば、ゴルフをしたくらい(?)とは社会的責任において格段の違いがあります。

町の飲食店が毎月何千円かの絵画リース代とかの支払を拒否して頑張っているのに、かたや2億円が漏れ出ていれば、個人が必死で抵抗して、反社会的取り組みをしてもむなしいものが残るだけです。

一時期反社会的組織へのこうした取り組みが強く報道もされて、キャンペーンもされてきましたが、熱しやすくて冷めやすい日本人は、そろそろ少し位はいいだろうというという気持ちが芽生えてくる頃ですが、改めて、陰に隠れた悪、無責任には注視していかなければならないと思います。

 

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2013年10月 3日 11:29

JR西日本歴代社長に無罪判決

JR西日本歴代社長に無罪判決

尼崎電車脱線事故に関して、JR西日本の元社長3名に対して、無罪判決が言い渡されました。すでに検察が起訴した社長1人に対しても、昨年1月に無罪が確定しています。

今回は、歴代の社長3名についての業務上過失致死傷罪で、検察官が起訴できないとして不起訴にした事案を検察審査会が起訴の議決をして、指定弁護士が起訴したものです。

昨年に事故当時の社長が無罪になり、検察官が控訴しなかった(できなかった)時点で今回の3人についても、先に無罪となった社長以上に事故とは遠い存在でしたから無罪判決が出ることはある意味当然予想されたものでした。

この判決をキーワード的にまとめますと、1 強制起訴された事案であること 2 歴代の社長が起訴されたこと 3 過失事件であること 4 結果的に、運転士は死亡し、誰も刑事責任を問われる人がいなくなっていること があげられます。

1については、以前小沢代表が無罪になった時にブログで書きましたが、強制起訴の前提として、市民感覚と言えは聞こえは良いのですがやはり専門家ではない人の検察審査会に問題があると思います。専門家がすべて良いというのではありませんが、専門家があらゆることを考えた末の結論とは重みがあるものと言えます。

3について、取り分け過失事案と言うのは、簡単そうに見えますが専門家にもかなり難しいものがあります。検察官が起訴したなかでも過失事案の無罪判決は多いのです。

最近の著名事件では、たとえばイージス艦あたご衝突事件の無罪事件(1.2審とも無罪)、明石花火大会歩道橋における雑踏事故についての明石署副署長の免訴(共犯が成り立たないため起訴時に時効、実質的には過失を否定した無罪)判決事件があります。あたご事故当時のマスコミは、あたご側の不注意と決めつけた報道をし自衛隊を攻め立てました。明石の事故でも、警察の警備が悪いから陣頭指揮者も悪いとして起訴されていましたが、結局無罪でした。

それほど過失事件、過失の認定と言うのは難しいものなのです。

今回の件に戻りますと、2の人選では、歴代の社長が選ばれたのもそもそも不可解で、本来ならば、事故同時の安全管理、整備関係者が選ばれるのではないかと思いますが、その中から誰も選ばれていないことは、すでに不注意な運転以外に問題点は見つからなかったと考えられます。

それを何段階も超えて歴代社長が悪いという人選(告訴した人の問題ではありますが)からも極めて素人的に見えてしまいます。

また、過失の内容でも、ATSを設置していれば電車のスピード制御ができるので事故はなかった、それを設置しなかった歴代社長は悪いというものです、その通りかもしれません。

しかし、それだけが事故を防ぐ手段ではなく、運転士の技術にもよるものがあるので、今回の脱線事故まで指定された速度で走行していれば事故はありませんでした、やはり、今回の事故の原因は運転士の過失によるもので、それ以外のレールのブレとかカーブのきつさとかの直接原因はみつけにくかったものと思います。

ATS設置義務の論法でいきますと、最近追突防止装置が備わった自動車が多数販売されています、だから、タクシー会社社長は、全部のタクシーにこの新装置をつけない以上タクシーの追突事故が起きた場合すべてに刑事責任が及ぶことになりそうです。つまり、新装置をつけた方がいいのですが、法律的な義務ではないのです。もっと言えば、これからは、新装置をつけていない自動車で追突死亡事故を起こした運転手たちは重過失ありとされたり殺人とされたりしたら困ります。

検察審査会制度を見直して、今回の強制起訴になったプロセスを検証すべきだ等話も出てきますが、そういう複雑なことではないと思います。つまり、過失事案と言うものの理解が難しく、素人の人(前記の他の無罪事件のとおりプロでもわからない)では過失の考え方がわからないのですから、それを検証して間違いだったと言ってもくじで選ばれてきた審査員がかわいそうです。

イタリアでは、科学者が地震の発生を予知できず外したとして起訴され、しかも裁判所で有罪判決が出たという報道がありました。間違った判断をして、大勢の人が死んだのは事実ですが、日本では過失責任を問われることはありません。東電の福島原発事故でも誰も刑事責任を問われていないのですから。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2013年9月30日 11:18

グランパスが5連勝(降籏弁護士)

名古屋グランパスが5連勝。

Jリーグ後半戦が始まり、グランパスが絶好調の5連勝です。

8月10日 豊田スタジアムで行われた浦和レッズ戦に行ってきました。

現在3位の浦和レッズとのホームでの戦い、観客は3万人を超えました。

グランパスのチームカラーはレッド、浦和レッズのチームカラーもレッド、

レッドの対決で、会場はレッドで埋め尽くされて壮観、会場は熱気で蒸し風呂状態、その分ピールは最高。

ホームでないにもかかわらずレッズのサポーターは強力で、他のチームのサポーターに比べても、優に倍以上の規模と迫力、わざわざ関東から乗り込んだファンも多数いましたが、転勤族などで関東から赴任してきているファンも名古屋にはかなりいるように思いました。

そんな中、後半60分過ぎ、ツートップの玉田とケネディの得点で2対0、そのまま逃げ切りの勝利でした。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2013年8月12日 14:50

東電社員殺害事件再審無罪判決について(降籏弁護士)

東電社員殺害事件において、やっと東京高裁の再審無罪が確定しました。

この事件については、今橋下徹市長が批判している週刊朝日の連載記事の執筆ジャーリストでもある佐野真一氏がまとめた東電OL殺人事件という新刊書が出たころ、それを購入して読んだ時からずっと関心をもっていたので、やつとその結末が出たという意味ですっきり感と安ど感があります。

日本では、例のごとく今になって、捜査や司法の問題点を検証すべきと言う、最もではあるが、ある意味軽い、他人事のような主張が展開されています。検察庁は、被告人のマイナリさんに謝罪をしましたが、検証を行うとは言っていません。

検察庁とすれば、起訴の時、控訴の時、上告の時など折にふれて組織内で検討を重ねてきていたはずで、今さら新たに検証することはないという気持ちはある意味仕方のないことだと思います。

検察庁や警察は、犯罪を捜査し、犯人を裁判にかけることが仕事で、その過程で悪意、重大な職務の懈怠でもあれば別として、熱意をもって犯罪を憎み、全力で犯人を有罪に導き、被害者のために全力を尽くそうとするわけで、そうしようとすればするほど考え方と行動において積極につき進むのが自然の組織なのです。

だから、刑事裁判は、弁護人がつき検察と対峙し、捜査機関とは別の裁判所の裁判官が判断するシステムが取られているのです。

検察庁は、絶対に無実の人を起訴してはいけないというのは当然の話ですが、人間のすることなのでミスがあるかもしれない、だから裁判があるわけです。

今回の事件でも、当初の東京地裁では無罪の判決が出ているのですから、司法制度がここまでは正常に機能していたのです。ところが、東京高裁で有罪に逆転し、最高裁もそれを追認したことが間違いだったのです。

今回も、またあれもこれも反省すべきと言うと、またみんなが少しずつ悪く結局誰も悪くないようないつもの幕引きに終わってしまいます。

今回は、端的に事実認定をし直して有罪にした東京高裁の間違った判決を検証批判すべきものと思います。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2012年11月 8日 11:48

小沢一郎議員の無罪判決について(降籏弁護士)

 検察の不起訴を経て,資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反(虚偽記入罪)について,検察審査会の判断で小沢議員が強制起訴された事件で,4月26日,東京地裁で無罪判決が言い渡されました。

 報道でのまとめでは,元秘書らは4億円の借入金を収支報告書に記載しなかったから虚偽記入にあたるが,小沢議員は,簿外処理報告を受け了承はしていたものの共謀まではなかつた,故意も認められないという理由です。

 元々共謀事案だから,小沢議員本人は実行に手をつけておらず,もっぱら実行犯の元秘書らとの意思疎通,指示の有無により決まる話でした。

 この点普通は,当事者からの供述しか証拠はない訳ですから,この種事件捜査の主眼は当然当事者秘書たちと小沢議員からの自白供述を引き出すことになるのです。

 これまでの特捜部捜査は,ロッキード事件,リクルート事件など諸々の贈収賄事件をこの手法で乗り越えてきていました。しかし時代は移り,取り調べすべてを可視化すべきという流れの中にあっては,おおよそ悪人から自白を引き出すことは不可能となってきています。今回の事件はある意味で,捜査の限界を示したものと言えます,つまり,資金収支報告書などの事実と合わない記載という客観的証拠で立証できる範囲(すなわち供述は必ずしも必要のないもの)でしか立証は難しく,その先今回で言うと共謀という供述に頼る範囲に踏み込むと証拠が取れないということになるのです。

 本件では,秘書の検察官調書や捜査報告書があるものの,その調書が証拠採用されなかったので,共謀の証拠は皆無に近い事となりました。

 調書がありながら検察があえてどうしても起訴しなかった,あるいはできなかったのはなぜかがもう少し知りたいところですが,政治資金規正法は,連座制の規定をいれなかったので,もともと議員が処罰されないように作られた法律だから,検察は立法趣旨を守り自制したのだと言えなくもありません。

 今回の強制起訴は,本来逃げ切れるように作られた法律でなお議員を起訴し有罪にしようとしたわけですから,ある意味酷な面があります。

 秘書が故意にやった不正は連座制で議員も責任をとるという法律さえ作れば,簡単な話だったわけです。

 判決後,また国会議員が,政治的動機的責任はまだ残っている,秘書が不正をしたことは重く受け止めなければならないなどと言いはなっていますが,議員の責任を逃れられるような法律を自ら作っておいて,今ころそれはないだろうという気がします。

 この件では,那覇地裁の無罪判決に続いて2件目の無罪判決となったことで強制起訴というものの存在についても議論が膨らんでいます。(今後,福知山線脱線事故においても,検察官の起訴した社長が無罪になっているので,引き続き強制起訴された他の役員3名についても無罪となる公算が強くなっています。

 被疑者の人権,真相究明,民意の反映などのバランスを考えなければならない難しい問題がありますが,強制起訴制度があることは少なくとも検察に対してはいい加減な捜査による不起訴はできないという大きなプレッシャーになるはずです。

 しかし,さらに深読みすると,捜査してぎりぎりところ起訴すべきかどうかわからない,無罪になるかもしれない困難な事案の時に,検察が無罪となって世間の批判をかぶるリスク覚悟で起訴するか,強制起訴制度があるからそれに任せてリスクを回避するかということもあるのではないかと思います。

 いずれにしても,司法は訴追者がいて,弁護人がいて,判断は裁判官が行うことになっているのですから,ちゃんとやって無罪になってもそれはシステムが健全であると割り切る必要があり,マスコミや世間はその都度その都度他人を責めたり,問題視のみしていくというのは良くないのだと思います。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2012年5月 1日 10:21

次善の善(降籏弁護士)

 2012年を迎えました。皆様新年明けましておめでとうございます、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、新年初めてのブログです。

 サピオ新年号に曽野綾子女史のコラムが掲載されていました。今から30年ほど前にやはり曽野綾子女史の「偉大な人は例外なく謙虚である」というフレーズに触れ、自分には程遠いこととは知りながら感銘を受け、以来その言葉を座右の銘のひとつとしてきました。

 そしてまた、新たに曽野綾子女史の言葉に接し感動を覚えましたので、紹介させていただきます。女史曰く「人々は安心して暮らせる生活を求めそれが可能であると考え、一部の人はその安全と安心が実現されるのが当然と思っている。しかし、人間にとって現生でかなわないことが二つだけある。一つが「安心して暮らせる」生活であり、もうひとつが死なないことである」というものです。

 人は釈然としないつらさに耐えなければならない、またすべての人を完全に納得させられる答えなども存在しない、現世を見据えるということは誰でもがそのような中途半端な結果に耐えなければならないということであって、女史は、現実社会の不完全な正義、不完全な安全、不完全な善に耐えつつ前進を目指して現世にかかわり続ける人の苦悩を察して生きることを望み、そして最善でない次善の善を求めて生きていくしかないとしています。

 民主主義の限界とも言われる政治状況、一歩も先に進まない閉塞状態の今の日本をみているとまさに的を得た教訓であり、本当にもやもやしている私自身の頭がすっきり整理できた気持ちになりました。そうか、そういうことだったんだ。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2012年1月 5日 11:54

頂点へ、再び。NAGOYA GRAMPUS(降籏弁護士)

 平成231126日、Jリーグ33節が行われて、豊田スタジアムにホーム最終戦の名古屋グランパスを応援に行ってきました。

 名古屋グランパスは、モンティデオ山形を軽く 30で破り、5連勝しました。

 ご承知の通り、現在1位が柏レイソルで昨日の試合で引き分けたため勝点69、2位名古屋グランパスが3点加えて勝点68,3位ガンバ大阪も3点加えて勝点673チームが2点の中で競い、優勝は最終戦に持ち越されました。

 名古屋グランパスが勝ち、柏レイソルが引き分け以下ならグランパスが昨年につつき優勝します。振り返れば、リーグ序盤戦に事故者続出で振るわなかったのが悔やまれます。

 来る123日、名古屋グランパス優勝を祈願しています。頂点へ、再び。

 Strong Believin'  誇りを胸に。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2011年11月29日 17:07

イレッサ訴訟(降籏弁護士)

 肺がん治療薬イレッサの副作用で死亡した患者の遺族らが国とアストラゼネカに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で東京高裁は、「副作用と死亡との因な果関係が不明確」「専門医は副作用による死亡の可能性は知っていた」から副作用についての指示や警告に問題は無いとして、国とアストラゼネカに責任を認めた一審判決を取り消しました。

 製薬会社は抗がん剤の有効性と副作用を医師にわかりやすく十分な情報を提供し、医師は患者に十分に説明すべきことはもちろんであり、普通に考えれば、皆忙しいなかでそれはやっているはずですが、それが十分であるか適切かは相当困難な判断になると言わざるを得ません。

 今の日本では、医療や薬、食品の安全性などにかなり高度な適切さ安全確実さを求めるために、リスクを非常に気にかけて行動せざるを得ない状況にあります、副作用を丁寧に説明しすぎるとその薬を使うのはためらう、医師ももしかして副作用が出たら大変と思うと良い薬でも使うのをためらってしまいます。

 自分の手術を受けた経験でも、特に患者が小うるさい人種の弁護士であるから、インフォームドコンセントはありとあらゆることに及び、こうなった場合はこういうリスクがあることを延々と説明され、「先生、それで手術は成功するのですか」と聞きたるなる心境になります、しかし患者としてはもう手術するしかないほかに手はありません。

 やはり、医療についてはもう医者に任せる、薬のことは製薬会社を信用するしかないのです、そのなかで難しいことをしていくのですからミスもあるし副作用がでる可能性もありますが、これに対してミスを追求する形の民事訴訟や、場合によっては真実究明として捜査力を使うための刑事事件化という手段は、双方にとって好ましい方法ではないと思います。もっと別の解決方法、救済方法を真剣に検討していくべきものと思います。

 先端技術を使うのですから、後でそれはミスだった、あの時はこうすべきであったとして後からミスを追求されるとすれば人は委縮してしまいます、悪意がなければ仕方がないくらいで手を打つしかないというような気もします。

 もちろんそのかわり、手を抜く、いい加減すぎる、無知すぎるなどから出るミスは悪意があるものとして許すわけにはいきません。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2011年11月25日 11:37

ロスジェネの逆襲(降籏弁護士)

 「ロスジェネの逆襲」がついに最終回を迎えました。

 知る人ぞ知る、知らない人は知らないこのタイトル、週刊ダイヤモンドに昨年8月から連載されていた経済小説です。連載小説は、雑誌にしろ、新聞にしろ、一時期には食いつくもののとにかく連載なので、いろいろな行事や出来事で中断したり、中盤の中弛みがあったりしてなかなか最後まで読破するのが難しいものですが、この小説は毎号心待ちにして読み続けてきました。

 大きな企業買収案件にからみ、銀行から子会社証券会社に左遷同様に転勤されられた半沢部長と、それに対して嫌がらせする親会社銀行証券部との闘い、最後は半沢部長が逆転勝利、元の古巣親会社銀行の営業部に戻るという話です。半沢を迎い入れた上司が言いますう、「日本経済が発展する限り、われわれに休息は無い。そして、安穏とした発展などこの世には存在しない。繁栄は勝ち取るものだ」と。納得。

 興味のある方は単行本化されるらしいのでお読みください。作者は「下町ロケット」の池井戸潤氏。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2011年9月28日 08:06

五山送り火騒動に思う(降籏弁護士)

 京都には、毎年7―8回訪れている。その京都で毎年恒例で行われている五山の送り火、大文字焼で騒動があった。被災した陸前高田の松を切った薪を燃やす計画が、放射能が含まれているとかいないとか、危険とか危険でないとか、やるべきとかやらないべきとかの声のなかで、一旦中止したものの抗議が相次ぎ、やはり実行することにしたが、今度は放射能が検出されたとして、やっぱりやめたということになった。

 報道によれば、大分の美術家の提案が発端となって陸前高田の薪を使うことの案が浮上し、京都市からのつなぎで保存会が検討してとのことであったらしい。

 提案者には悪気はないことはもちろん、提案は一見して良いこと、もちろん五山の送り火でわざわざ陸前高田の薪を使わないことが、被災者のことを思わないということにならないはずだが、一見良い提案を出されるとそれを積極的に反対する理由はなかなか見つからない、京都市の本音を忖度すれば、こんな良い提案を思いつきでしてくれなければよかったと思っているのだろう。京都市は、初めから検討しなかったら、どこかのマスコミが京都市はこんな素晴らしい提案を無視した、お役所仕事だと批判するだろうから、保存会に検討してもらったのだと思う。

 保存会とても、薪を燃やすのに、今年は陸前高田市の薪を燃やすことに反対の理屈は無い、私を含め、素人考えでは、放射能汚染の牛肉を食べてしまった人もいるのだから、多少の放射能の懸念があっても、この程度の薪を五山で燃やしても人体に影響するはずは本来ないと思ったのだろう。ところが、放射能が人体に影響したらどうするのか、本当に大丈夫なのかと今度は反対論者が、また悪気なく一見もっともな理論を展開する。

 どっちが正しいかわからなくなる、どっちにしてもマスコミにたたかれる、そこで結論となるが、今の日本ではこのような場合「やらない」「現状維持」という結論を出しておく方が、無難なのである。

 こういうことは、今回の送り火の件に限らず、他の場面でも良くある話である。

 どうしたらよいか、こういう小さい話は、マスコミが危機に瀕している日本経済、日本の政治のこと以上に大きく取り上げないで良いことなのではないだろうか、多くの聞きかじりの人の思いつき議論でなく、直接当事者あるいは専門家が冷静に判断すれば足りることだと思う。実際に実行する人が、良い知恵を出すのも良いと思う。

 とかく全国民総評論家のごとく、思いつきの知恵を出されては実際やる人は大変である。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2011年8月15日 11:42

名古屋グランパス 暫定一位に浮上(降籏弁護士)

 今年、でだし不調だった名古屋グランパスが、8月13日の広島戦で3対0で勝利し、15戦負けなし、7連勝で暫定一位に浮上しました。

 

8/13()
19:00

サンフレッチェ広島


広島ス

○ 3-0詳細

 

 8月28日 降格ラインのヴァンフォーレ甲府との試合、豊田スタジアムに応援に行く予定です。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2011年8月15日 11:36

知りながら害をなすな(降籏弁護士)

 私は、経済雑誌を読むのがひとつの趣味です。週刊ダイヤモンドと日経ビジネスはずっと以前から定期購読しています、昨年から、新刊書が要約されているトップポイントも加わりました。

 今週号のダイヤモンドは、ドラッカー特集、その中でひとつ我々弁護士に通じる名言が紹介されていましたので、それを使わせてもらいます。

 名言とは、「知りながら害をなすな」。「プロフェッショナルの責任は、すでに2500年前ギリシャの名医ヒポクラテスの誓いのなかにはっきり証言されている。「知りながら害をなすな」である。プロたるものは、医者、弁護士、マネージャーのいずれであろうと、顧客に対して、必ず良い結果をもたらすと約束することはできない。最善を尽くすことしかできない。しかし、知りながら害をなすことはないとの約束はしなければならない」というものです。

 仕事のプロたるものは、知りながら害をなすことは無いと信じられなければならない、これを信じられなければ誰も何も信じられないということです。

 じつは、この言葉にピンと来たのは、高度な学術的、法的、医学的、記述的などの判断が要請される場合とその発生した悪い結果との関係で、大変難しい過失が問われ、場合によっては過失というより、結果が発生した以上絶対的な結果責任を追求される著名事件を最近でも散見しているからです。

 昔はエイズウイルスの認可の問題など、今私が注目しているのは、JR西日本の尼崎線脱線事故での社長らの刑事責任や先日無罪となり控訴された自衛艦あたごの刑事事件です。

 「知りながら害をなした案件」とは言えないように思われるのに刑事責任が負わされる場合はどんな時か、どうして刑事裁判にまでなって行くのかということも含んだポーダーラインの事案なので注目しているのです。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2011年6月14日 19:13

新年のご挨拶(降籏弁護士)

 新年あけましておめでとうございます。本年も,当事務所をよろしくお願いいたします。

 ところで,私は,昨年仕事納め後,高熱と湿疹が発症して体調を崩し,12月28日,急遽入院となってしまい年末年始を病室で過ごすという経験をしました。ある意味,ゆっくり落ち着いた生活ができ,年頭にあたり,いろいろ思索を巡らすこともできて貴重な時間を過ごしました。どうして入院にまで至ってしまったのかも,振り返れば見過ごし,無視してしまったことがあったと悔やまれます。

 病になると誰でも階段の踊り場に立ち止った気になり,上を見,下を振り返り,一応に,これからは無理せず,もっとゆっくり生きていこうと思うのですが,体調が戻るとすぐに忘れてしまいます。

 皆様も体調にご留意ください。

 そして,今年一年,お互い良い年になりますよう頑張りましょうか。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2011年1月11日 17:27

グランパス優勝(降籏弁護士)

 11月20日、グランパスが湘南ベルマーレに1:0で勝利し、鹿島が引き分けたために優勝しました。悲願達成です。

 センターに駆け込んだ玉田がヘディングシュート、玉田には右から杉本がセンターにあげて好アシストしました。ところで、その杉本にパスしたのは誰かわかりましたか。

 左から、阿部翔平がロングパスを杉本にしたのです。

 阿部はボールを受け取り、ドリブルしながらわずか数秒間におよそ3つの選択肢の中から、杉本へのパスを選びました。選択肢は、まずまっすぐ前に出してケネディにつなぐ方法、ゴール前あたりにパスを送り玉田につなぐ方法もありましたが、しかし今回は逆サイドの杉本へのロングパスを選び、これが優勝ゴールにつながったわけです。

 前節、瑞穂で大宮と戦ったとき、何度か前にパスしケネディにつなごうとしたパスを出していましたがうまくいきませんでした、今回、この失敗を反省し改善したようにも見られました。わずか数秒間の的確な判断と正確なパス技術、そして失敗から学び直ちに改善する、まさにこれがプロの仕事なのです。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2010年11月22日 15:05

グランパス(降籏弁護士)

 名古屋グランパスの優勝が見えてきました。

 

 平成22年11月14日、瑞穂競技場で名古屋グランパスエイトと大宮アルデイージャの試合の応援に行ってきました。グランパスのホームでの試合観戦は、今年4回目になります、今まで3回とも豊田スタジアムでの試合でした。

 川崎フロンターレには負け、あと浦和レッズ、セレッソ大阪には勝利しました。

 前節、鹿島アントラーズとの試合はアウェーでしたが、スカパーの無料放送に接続して観戦しましたが、惜敗、優勝を心配したのは私だけではないはずです。

 昨日の一戦はある意味重要な一戦でした、しかもエースのケネディ、闘莉王、金崎が欠場の状態での苦しい戦いでしたが、運良く2対1で勝ちました。しかし同日鹿島アントラーズも勝利し差は開きませんでしたが、名古屋のマジックは5点となりました。優勝を祈っています。

ところで、私が応援している選手は、左サイドバック、背番号6の阿部翔平です。スタジアムでその動きを目でおっていると飽きがきません、必要な時のダッシュ、効率的な動き、合目的のポジション、そして左足でのセンターパスなどプロの仕事を見ることができます。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2010年11月15日 19:56

尖閣問題雑感(降籏弁護士)

 本日平成221111日現在、神戸の海上保安官が映像を流したことを認めて、警視庁捜査1課が事情聴取を始めたことや、どうやら海上保安庁長官が責任をとって首を切られて閉幕の感じがする情勢である。映像がYoutubeに流れてから、海保、最高検、警視庁が国家公務員法で捜査を始めるという騒ぎになった。マスコミの責任が大きいと思うが、日本は、物事の重要性の優先順位を考えず、一つ面白い出来事があると全マスコミがそれに飛びつき、それ以外重大問題がないかのごとき状態になる。

 もともと世間に出しても出さなくてもどちらでもいい程度の大した映像ではない、映像がなくても中国漁船が故意にぶつけてきたことは、映像を見た国会議員の解説からでもはっきりしていたものである。また流出させた海保保安官を逮捕してまで捜査するほど重大かどうかも疑問である。なぜなら、あれだけの衝突をさせた船長が処分保留で釈放されているのに、この保安官が起訴されると言うのは余りにもアンバランスであり、そうなれば日本国民はすでに善悪の区別、事の重大性の判断がつかなくなっていると言われても仕方がない気がする。もともと不起訴にしかできないのに逮捕までしなければならないマスコミによる世論情勢となればまさに最悪である。

 振り返ってみれば、尖閣問題で、一番活躍して褒められるべきは海保ではないだろうか。その海保が責められ長官が責任を取らされるとすれば、やはりすごくおかしいと思う。

 海保に逮捕させておいて、検察で処分保留にする、それでいて映像を公開しなかった一連の政府の方針が間違いとしか言いようがない事件であると思う。

投稿者 ふりはた綜合法律事務所 | 2010年11月11日 12:03

プロフィール

ふりはた綜合法律事務所

〒514-0009
三重県津市羽所町700番地 アスト津8階
TEL. 059-223-0012 0120-21-3410
(法律相談受付専用ダイヤル)
FAX. 059-223-0026

テーマ
最近の記事

RSS

本サイトキャプチャー

本サイトはこちら